時短家事のための自然と片付く家作りのヒント|掃除しやすい家を作る方法

家事効率化

家の中がすぐ散らかってしまう、片付けが続かない…。

それ、家の“仕組み”が原因かもしれません。

この記事では、頑張らなくても自然と片付く「仕組み作り」のヒントをご紹介します。

・モノの定位置を決める

・ストックや一時置き場の工夫

・掃除しやすさを優先した収納術

など。日々の家事がラクになるアイデアを詰め込みました。

片付けや掃除を「頑張らないための工夫」、一緒に見直してみませんか?

定位置を決める|片付く家作りのヒント①

整理整頓術

家の中が散らかる最大の原因は、「モノの住所が決まっていないこと」。

これに尽きると思います。

「とりあえず置く」「あとでやる」を繰り返していると、気づけばリビングやキッチンが“仮置き場”だらけに。
そうならないために必要なのは、ほぼすべてのモノに“定位置”を決めることです。

散らかりやすいモノ=ジャンル別に定位置を

中でも特に散らかりやすいのが、書類や郵便物。

届いたら「とりあえずテーブルの上に…」となりがちですよね。

これをやめて、郵便物が届いたらすぐに仕分けるようにします。

◉方法

玄関横に「郵便仕分けステーション」を設置。

不要チラシ用のゴミ箱と、ファイルボックスがセットで置きます。
ここで、いらない郵便物は即処分。

必要な書類はジャンル別にファイリング。

◉ジャンル例

・医療関係

・学校からのおたより

・保険、契約関係

など

この“すぐ分けられる”仕組みを作ったことで、ダイニングテーブルが紙だらけになることがなくなりました。

ポイントはこちら!

・しまう場所がすぐ近くにあること

 

・立ったまま作業できる高さにすること

座って引き出しを開けるのは面倒になりがちなので、“ついでに片付けられる動線”を意識しましょう。

段ボールは定位置化

ネットで買い物をする機会が多いと、意外とストレスなのが段ボールの置き場と処理。

これもルールを決めて、片付くようにします。

◉ルール

段ボールは届いたらその日のうちに開封、折りたたんでひとまとめに。

このルールを支えるのが、ミニカッターと紐をまとめた“段ボール処理セット”。

段ボールストッカーのそばにS字フックでひっかけていて、誰でもすぐ使えるようにしています。

こうしておくと、「カッターどこ?」「紐ないから明日でいいか…」がなくなり、段ボールがリビングに居座る時間が激減します。

「道具と使う場所をセットにして定位置化する」

これが片付く仕組みづくりのコツです。

“すぐ片付けられる収納”で仕組み化

つい後回しにしがちなことって、意外と“面倒な収納”が原因だったりしませんか?

引き出しがギュウギュウだったり、フタが開けにくかったり。

私はそれに気づいてから、“すぐ片付けられる収納”にすることを意識するようになりました。

たとえば子どものお絵描きセット。

以前はふた付きケースにまとめていましたが、毎回開け閉めが面倒で、テーブルに置きっぱなしに。

今は、無印のオープンラックに「立てて収納できる書類ボックス+仕切りケース」変更。

子どもも自分で片付けるようになりました。

・ポイント

ワンアクションで片付く

 収納は“しまう”ではなく“戻すだけ”の感覚にすると、自然と片付くようになります。

戻しやすさ>キレイ見えを意識

モノの定位置を決めるとき、つい「見た目重視」で揃えたくなりますよね。

でも、“整いすぎた収納”って、逆に使いにくくて戻しにくいこともあります。

我が家では、「キレイに収納する」より「元に戻しやすい場所に置く」ことを優先。

◉例

よく使うペン類=引き出しではなくカゴにざっくり入れてカウンター横に。

 見た目はちょっと生活感があるけれど、“元に戻す”のハードルが下がるだけで、テーブルの上に置きっぱなしになりません。

「きちんと片付けよう」じゃなくて、「自然と戻る仕組みを作ろう」と思えるようになってから、片付けがラクになりました。

ストック管理&一時置き場をつくる|片付く家作りのヒント②

片付く家作りのヒント 一時置き場を作る

家の中がごちゃついて見える理由のひとつが、ストックの管理不足や“とりあえず置き”のモノたち

これを放っておくと、「あとで使うつもり」「どうせまた使うから」でモノが増え続け、あっという間に散らかります。

我が家では、“増える前提”で考えた収納の仕組みを取り入れることで、ゆるっと片付いた空間をキープしています。

ストック場所には“予備スペース”を作る

例えば、洗剤やトイレットペーパー。

安売りで買いだめしたり、実家からもらったり、知らないうちに増えますよね。

以前の私は、「収納に入るだけしか持たない」と決めていたのですが、突然の頂き物や子どもが使う量の増加に対応しきれず、結局あちこちにストックが点在してしまっていました。

そこで、考えたのが「予備スペース」を作ること。

ここは“常に空いている棚”として扱い、基本的には空のまま。

でも、ストックが一時的に増えたときだけここに置くと決めています。

この考え方にしてから、「片付かない!」とストレスを感じることが減りました。

“想定外のモノが増えても、受け皿がある”という安心感って大事です。

試供品はもらったらすぐ使う

ストックといえば、地味に溜まりがちなのが試供品。化粧品や洗剤など、なんとなくとっておきたくなりますよね。

私も昔は「旅行用にとっておこう」と思って引き出しに入れていたのですが、気づけば1〜2年経過。

最近は、もらったら今日か明日中に使うルールに変えました。

いつもと違う洗剤のサンプルを試してみることで、実は「こっちの方が自分に合っていた!」と気付くことも。

収納スペースもムダにならず、気分もリフレッシュできます。

「一時置き場」で片付かない問題を予防する

一時的に使うもの、すぐに使う予定の荷物など、「一時的に置きたいモノ」は、置く場所を先に決めておくことをルール化しましょう。

◉例えば

・今日仕事で使う予定の雑貨=キッチン横のカゴへ
 

・あとでラッピングするプレゼント=リビングのサイドラックへ


ルールの決め方は自分の生活にあったものでOK です。

とにかく一時的に置く場所を作っておきましょう。

無洗米や水のストックなど重たいものも、置く場所を決めておけば

「どこに置くか迷って床置き」→「そのまま放置」

このようにならずに済みますよ。

家族も片付けられるような収納作り

子どもが使う入浴剤や雑貨は、子ども目線の高さに収納

「ここに置いたら使いやすいかな?」と家族の行動パターンに合わせた収納に変えたら、自然と“自分で出して、自分で戻す”流れができました。

特に便利だったのが、取っ手付きの軽い収納ボックス

高い位置に置くモノも出し入れしやすくて、家族みんなが使いやすくなりました。

収納は、自分だけが使いやすいよりも、みんなが分かる・触れる仕組みにしておくと、片付けが一人の負担になりません。

収納は床に置かない&使いやすさ重視|片付く家作りのヒント③

片付く家造りのヒント 床に物を置かない

「片付けやすい家」=「掃除しやすい家」

モノが多い家より、床がすっきりしている家の方が、断然ラク!

わざわざ頑張らなくてもキレイを保てるよう、“掃除のしやすさ”を最優先にした収納やインテリア選びを心がけています。

床置きはゼロ!キャスター収納で掃除がラクに

床に直接置いてあるモノが多いと、掃除のたびにどかすのが面倒で、「まぁ、今日はこのままでいいか…」とどんどんズボラに…。

そこで我が家では、床に置くモノは「キャスター付き」にするのがルール。
例えば、リビングのラックやスリッパ入れもキャスター付き。掃除のときにサッと動かせるようにしています。

空気清浄機も、楽天で買ったキャスター台に乗せています。
よく「これどこで買ったの?」と聞かれるんですが、本当に使い勝手が良くてお気に入りです(楽天ROOMに載せてます◎)。

トイレマットはなし

毎日掃除したい場所といえば、トイレ。
でも、トイレマットがあると、それを洗濯する手間が増えるし、汚れやすいし…で、我が家は思いきってトイレマットをやめました

初めは「なんだか落ち着かないかな?」と不安もありましたが、マットがないだけで掃除が圧倒的にラク!
今では「一番いらなかったかも」と思っています(笑)。

見た目より“使いやすさ”を優先

以前は「生活感を隠したい!」と思って、収納ボックスもラベリングも統一して、なんでも隠す収納を徹底していました。
でも、今は考え方が変わって、“見せる場所”と“隠す場所”を分けるスタイルに。

よく使う掃除グッズは、すぐ手に取れる位置に。
来客時だけサッと隠せるように、小さな布や目隠しアイテムを使って調整しています。

使いやすさを優先した方が、やっぱり「続く」んですよね。
見栄えを取るか、使いやすさを取るか…悩ましいけれど、「自分がラクかどうか」が基準になっています。

カバーや飾りを“あえてやめる”という選択肢

我が家ではゴミ受けや排水口のカバーは全部外しています
理由は、「ゴミが見えないと掃除を忘れる」から!

カバーがあると見た目は良くなるけれど、実際は水がたまりやすくて不衛生だったり、見えないぶん放置してしまったり…。
「掃除のハードルを下げる」ために、あえてオープンにしておく方が自分には合っていました。

自分にあった収納方法を見つける|片付く家作りのヒント④

片付く家造りのヒント 自分にあった収納を見つける

最も大事なことは

自分にあった収納方法をみつけること!

これに尽きると思います。

自分にとって片付けやすく掃除しやすい収納が見つかればあとはそれで統一すればOKです。

ここでは我が家にぴったりと合った収納方法をご紹介します。

掃除しやすさが劇的アップ!「浮かせる収納」のすすめ

掃除の度に物をどかすのって、地味に面倒じゃないですか?

わが家では「床にできるだけ物を置かない」を意識、特に効果的だったのが“浮かせる収納”でした。

例えば

・洗面所の歯ブラシスタンド、スポンジホルダーなど全部浮かせて、ヌメリ知らず。

・トイレブラシは壁に取り付けるタイプに変えたら、拭き掃除がとにかく楽に。

最初は「壁に穴あけるのイヤだな…」と抵抗がありました。

が、今は粘着フックやマグネットなど“跡が残らない”グッズも充実してるので気軽に挑戦できますよ!

おすすめ収納グッズで叶える“ちょうどいい収納”

収納グッズって、便利なようで選び方を間違えると逆にごちゃつく原因に。

自分の家にあった収納を見つけて、それで統一するだけで自然と片付くようになります。

おすすめはこれ↓

【無印のやわらかポリエチレンケース】

わが家の定番です。

水回りにも強く、見た目もすっきり。

取っ手付きで出し入れもラクなんです。

収納ではありませんが、KEYUCAのゴミ箱もお気に入りです。

シンプルで部屋になじむデザインなのに機能的。

 キャスターがないタイプでも、100均の“ピタッとキャスター”をつければ移動も楽々。

軽くて扱いやすい収納グッズを選ぶことで、毎日の「片付ける」という行為のハードルがぐんと下がりました。

片付く家=物の居場所が決まってる|まとめ

片付く家作りのコツは、「きれいに整える」よりも「戻しやすさ」や「使いやすさ」を重視することでした。

つまり【ものの居場所を作ってあげる】のが大事。

また、掃除しやすい仕組みを意識するだけで、家事のストレスがぐっと減ります。

完璧を目指さなくても、ちょっとの工夫で自然と片付く家に変わっていきますよ。

今日からできることを、あなたの暮らしにもぜひ取り入れてみてくださいね。

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