共働きの生活は、何かと時間との勝負です。
仕事から帰ってきてヘトヘトなときに、家が散らかっていたり、
夕飯の準備ができていなかったりすると、ついイライラしてしまうこともありますよね。
私たち夫婦も、最初は「なんとなく」で家事を分担していたせいで、
ちょっとした不満が積もりに積もって爆発…なんてことが何度もありました。
でも、少しずつやり方を見直したり、相手の気持ちを想像することで、今ではだいぶ穏やかに分担できるようになりました。
この記事では、喧嘩せずに家族で家事を分担するためのコツや、我が家で実際に試してみてよかった工夫を紹介します。
家事分担がうまくいかない理由=なんとなくやる
家事の分担、なんとなくのまま進めていませんか?
共働きなのに「私ばっかりやってる…」と感じたら要注意。
我が家も初めは家事バランスが偏っていて、たびたびケンカになっていました。
そこからどうやって現在の分担スタイルにたどり着いたのか、試行錯誤の流れをご紹介します。
新婚当初の家事スタイル=妻に偏りがち
結婚当初は私(妻)が家事の大半を担当していました。夫の仕事が忙しく、私は仕事をしていない期間があったので、「自然と」私がやるようになっていたんです。
最初の頃は、それでも楽しかったんですよね。特に印象に残っているのが、結婚して初めて作った手作りコロッケ。なんと4時間もかかってしまって(笑)。写真も残っていて、今見ると「頑張ってたな〜」と少し照れくさいです。
ただ、状況が変われば話も変わります。
妻の仕事復帰で家事バランス崩壊
仕事を始めたことで、当然ながら家事にかけられる時間が減っていきました。
でも、そのままの家事分担でいこうとしたのがまずかったんです。
「なんで私ばっかり…?」というモヤモヤがたまる一方で、夫も「俺だってやってるのに、なんで文句言われるの?」と反発するように。ついには、お互い指摘の応酬ばかりに…。
私たちはようやく「これはまずい」と気づいて、家事を全部書き出して“見える化”してみることにしました。
家事分担の見直しと、うまくいく考え方のコツ
分担をはっきりさせることも大事ですが、それ以上に大切なのが「どう捉えるか」という気持ちの部分。
我が家では、家事のやり方以上に、“思いやり”と“伝え方”が関係を良くするカギになりました。
気持ちよく協力し合うために実践している工夫をお伝えします。
この見出しではこんなことがわかります
- 現在の家事分担の具体的な内容
- 「自分ばかりやってる」と感じないための考え方
- 感謝や尊重の気持ちがなぜ大切なのか
- 注意の伝え方で変わる夫婦の空気感
現在の家事分担スタイル
私たちが家事リストを作ってからは、「誰が何をするか」が少しずつ明確になりました。
- 妻:料理全般、洗濯、掃除(ただし100%完璧ではありません)
- 夫:ゴミ出し、トイレ掃除、お風呂掃除、食器洗い(鍋など大物も)
この分担でも完全にトラブルがなくなるわけではありませんが、「どっちがどれくらい負担しているか」が見えるようになったことで、不満を抱えにくくなりました。
喧嘩を減らす最大のコツは「心の持ち方」
実際、分担表以上に大事なのは「どういう気持ちで向き合うか」だったと思います。
相手が100%の完璧な人ではない、ということを前提にしておくと、少しうまくいかないことがあってもイライラせずに済みます。
逆に、自分も100%ではないからこそ、相手の努力にちゃんと「ありがとう」と言えるようになりました。
指摘は言い方ひとつで関係が変わる
「これ、ちゃんとやってないじゃん!」という言い方をすると、相手も防御モードに入りますよね。
でも、「鍋の蓋の外側も洗ってくれたら嬉しいな」とか、「次からこれもお願いしてもいい?」と伝えると、すんなり受け入れてくれたりします。
小さなことですが、伝え方って本当に大事なんだなと痛感しました。
上手な家事分担のコツ=互いの価値観を受け入れる
役割を分担したら終わりではありません。
家事を実際に分担してやっていくと、「あれ?なんかこのやり方違う…」と思う場面も出てきます。
そんなときに「このやり方違うから私に合わせて!!」
そんな風に言いたくなる人も多いでしょう。
ただ、このスタンスだと、家事の役割分担はなかなか上手くはいきません。
我が家の場合はスポンジでこの問題が浮き彫りに。
結局、話し合いと工夫で乗り越えることができました。
ここからは、日常に潜む“価値観のズレ”をどう乗り越えたかのエピソードです。
同じスポンジで洗う派 vs 分けたい派
ある日、夫がフライパンを洗ってくれていたのですが、それを見て私はギョッとしました。同じスポンジでコップも洗っていたんです。
私にとっては「油汚れ用と分けたい」という強いこだわりがあったので、かなりモヤモヤ…。でも、夫にとっては「洗えればOK」という感覚。
ここでもまずは冷静に話し合い。
結局この件については夫が私の意見を尊重し、スポンジを分けて洗ってくれるようになりました。
夫は「どっちがどっちかわからなくなる」という意見があったので、
「じゃあ、スポンジを色分けしよう」という結論にたどり着きました。
さらに「油を削ぐ専用ツール」も導入して、気持ちよく分担できるようになりました。
家事って、細かい価値観のズレが積み重なってトラブルのもとになることが多いと感じています。
でも、「違って当然」と思えるかどうかで、その後の展開が変わってきます。
片方の意見を押し付けるのではなく、しっかり話し合って、互いに納得して進めていく事が大事ですね。
喧嘩しない!家事分担の5つのコツ
実際に家事分担でケンカばかりしていた我が家が、「この考え方にしてからうまくいくようになった!」と感じた5つのコツをご紹介します。
気持ちよく協力し合うために、今日からできるヒントが満載です。
この見出しではこんなことがわかります
- 得意なことを活かす分担のコツ
- 理想がある人がやった方がスムーズな理由
- 時短家電・サービスでストレスを減らす方法
- 柔軟な分担変更で無理しない家事の仕組み
- 感謝を伝えることで関係が良くなる理由
① 得意な人がやる
我が家では、夫が意外にも料理が上手。私は掃除や洗濯の方が得意。
自然と「得意な人がやる」という流れができると、効率的だし、ストレスも少ないです。
② 理想がある人がやる
掃除については、私の方が「ここまでやりたい」という理想が強かったので、自然と私が担当しています。
逆に、夫はゴミ出しの回収日などに詳しいので、そちらはお任せ。
やってほしいレベルが高い方が担当するのも、喧嘩を防ぐコツです。
③ お金をかけて時間を作る
時短家電や外注を取り入れることで、家事のストレスが一気に減りました。
たとえば:
- ロボット掃除機で床掃除を自動化
- 食洗機で食器洗いの手間を削減
- ミールキットで献立・買い物の時間を短縮
「自分たちだけでなんとかしなきゃ」と思わず、ツールに頼るのも立派な選択です。
④ 担当は柔軟に変える
体調が悪いときや、仕事で忙しいときは「交代しようか?」と声をかけあうようにしています。
お互いに「今日はしんどいんだな」と察してあげられる関係があると、すごく楽になります。
「ずっとこの家事は私の担当」と決めすぎず、臨機応変に変えていくことが大事ですね。
⑤ 感謝を言葉にする
一番シンプルだけど、一番効くのが「ありがとう」のひと言。
夫が重いゴミ出しをしてくれたら、「ありがと〜!私じゃ運べないから助かる!」なんて言うのも大事。
料理を作ってくれたら、「今日の味付け、最高!」と褒めたり。
お互いが頑張ってることをちゃんと認め合うだけで、雰囲気がガラッと変わります。
まとめ:家事分担は“感謝と柔軟さ”がカギ!
家事は、やること自体も大変ですが、それ以上に「どう分担するか」で気持ちの面が左右されます。
私たちが学んだ一番大きなことは、「家事は誰がやるかより、どう向き合うか」が大切ということ。
感謝を忘れず、価値観の違いを受け入れながら、お互いの生活リズムや気持ちに寄り添っていく。
そうすることで、喧嘩の種だった家事が、少しずつ“ふたりのチームワーク”に変わっていきました。
完璧じゃなくていい。だけど、思いやりと工夫はできる。そんな気持ちで、今日も無理せず頑張っていきましょう。